足袋は汚れのつきやすいつま先やかかと、底、底回りと甲前の縫い目などは、洗剤を歯ブラシにつけて円をかくようにして洗います。全体の汚れは、もみ洗いします。
絞って、タオルなどでしっかり水分をとり、つま先とかかとを持って伸ばし全体をたたいてシワを伸ばします。干すときは、コハゼの反対側を洗濯ばさみで留めます。
キヤラコでできている足袋は熱で黄色く変色するのでアイロンはかけません。
履いたときの体温でシワが伸びます。そのためにも足にあった足袋を購入することが大切です。
ぞうりは帰ってきたら、底の湿気をとるためにぞうりを横にするか、新聞紙や紙の上におきます。
エナメルぞうりは、柔らかい布で水拭きをします。
油性の汚れはエナメルクリーナーで拭き取りますが、残っていると変色するので充分に拭き取ってください。クリーナーは、履き物店などで購入できますが、靴用でも大丈夫。
佐賀錦などの織物や布のぞうりは、洋服ブラシなどでほこりをとります。
金糸、銀糸が入ったぞうりの箱には、ナフタリンや樟脳は入れないようにします。
銀糸などに含まれる成分が化学反応して黒く変色します。ぞうりも湿気が大敵。
革は日にあたると縮みますので風通しの良い日陰に保管します。
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